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週刊少年マガジン連載 「無敵の人」の15話”同”感想【親の連荘期待値】

   

今回取り上げる題材は「親の連荘期待値」となります。

前回は”M”がGTBを逆転!点差は約3万点となり、GTBは倍満直撃か3倍満ツモじゃないとMを逆転できない点差になりました。オーラスなのでほぼ決着はついたと見ていい点差です。
Mを逆転できる目は、Mと5万点差ある最下位とはいえ、親が残ってるすぶらふの方がまだ高いと言えるでしょう。

しかし、GTBはまだ諦めていません。
ダマで満貫の手をはり、リーチをかけてMへの直撃を狙います。まぁ普通の人なら逆転はまず不可能とみて、ダマで2着狙いをするところでしょう。しかし、GTBさんは”M”を危ない牌をなんでも切ってくる奴と思い込んでいるようなのでこのリーチ自体はGTBさん目線では悪くないです。Mが振り込んでくれる見込みがあると思っている訳ですからね。実際にはほぼ振り込まないけど。

しかし、当然のごとく”M”は当たり牌を出さず、ガンガン危険牌を切っていきます。
すると今まで影の薄かったすぶらふが親の満貫をツモ!!まさかここで脚光を浴びるすぶらふさん。

しかもトーカンさんの解説によると、これは”Mの力であると。
解説を見ると危険を”M”が多く通すことで他の人が手を作りやすくなる。

それはGTBを3位以下に落とす為だと。

(ヾノ・∀・`)ムリムリ

確かにMの行動は他家の和了率を上げ、GTBの和了率を下げる事になりますが、それでも先制リーチをしてるGTBより他家の和了率が高くなる事はほぼありません。理由は単純でGTBが相手が聴牌するまでにツモがあり、追い付かれたとしても今度はどちらが先に和了牌を引く(もしくは相手の和了牌を引く)という勝負になるだけだからですね。それだけ先制聴牌は強いという事になります。

しかし、そんな確率も無視してすぶらふさんは2連荘和了!まぁここで空気読まずにGTBが和了したら興ざめもいいとこですしね。

そして、GTBは3位に転落し、すぶらふさんの親が3連荘目という事になりました。
親の連荘というと以下にも仰々しく聞こえますし、実際に親の連荘は大事だという人は多くいます。では実際に親の連荘にどれだけの価値があるのか調べてみましょう

親の連荘期待値

これは
おしえて!科学する麻雀のp49にあります。

親の連荘の点棒期待値はなんと650点!!
まぁ言われて見れば、こんなもんだと思いますね。

毎回誰かが和了ると仮定しても和了のは4回に1回。多少入ってる点棒が高いのと一番最初にツモれるという利点程度ならこんなものでしょう。

さて、今回はこれでおしまいというのもなんですのですぶらふさんの手牌でどうするかを考えてみましょう。

すぶらふさんは今回二つの手牌がありました。

東東東西西⑤⑥⑦23456
※⑤と5は赤ドラ

334455七七七⑤⑥⑦⑧
※ドラなし

上の手牌は出和了7700、ツモ和了で12000。
下の手牌は出和了3900、ツモ和了で6000。

すぶらふさんは上記の手牌でリーチをかけなかった訳ですが、それは親の連荘を見越してのものなのでしょう。そもそもGTBがリーチをしてて、一人攻めてる状態(GTBが攻めてる状態)なのでどちらもリーチで良いんですが

まぁなので【GTBがリーチをしてない状態】という仮定で考えてみましょう。
13巡目程度だと先制で良形ダマなら和了率が70%以上、リーチすると約40%台となります。

つまり、点棒が1.8倍近く見込めるならリーチした方が良いという事ですね。ちなみに裏ドラが乗る確率は13種類の牌があって、約30%と言われています。つまり満貫の点数がない状態なら、リーチと裏ドラで2倍以上の点数は見込めるという事です。

これに親の点棒期待値というのを乗っけていきます。

ダマの場合には
650×0.7=455

リーチの場合には
650×0.4=260

うーん、微差ですねw
ダマの方が200点だけ期待収支は高まりますが、期待収支が10%でも増えたら吹き飛んでしまいそうな値です。

そう考えるとすぶらふさんの下の手牌はどう考えてもリーチをするべき手牌と言えそうです。確定役は2翻なので点数は確実に2倍以上に跳ね上がります。
上の手牌では微妙なラインですね。リーチをしても、裏ドラ、ツモ、一発を考えても概ね1.6倍~1.7倍と言ったところでしょう、。これなら親の点棒期待値が使える!と思いきや、しょせん200点程度なので無視です。

おしえて!科学する麻雀では、相手関係による条件付きとはなっていますが、どうやら跳満以上ならダマというのを推奨しているようです。

つまりすぶらふさんの上の手牌ならリーチをした方が良いという事ですね。
ここについてはまだ読み込みが足りない為、明確な記述は見つけられませんでしたが、おそらくは「確実に点数を得て順位を上げる事」や「他家にドラがある可能性が高く、他家が攻めやすい状況である」という事が関係してそうです。相手があまり危険牌を切ってこないメンツなら満貫でもダマを推奨してますしね。

この雀仙トーナメントでは曲がりなりにもトップを取ってきた人達の集まりなので、上の手牌に関してはダマでも問題なさそうです。

という事で親の連荘とは全く関係のないところで結論が出ました。
親の連荘を気にするよりはしっかりと一回の和了で取れる点数を確保した方がベターと言えそうです。

今回の教訓

◎親の連荘は気にする必要はなし。それよりは単体で点棒期待値が見合うかどうかを考える

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