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騎手バイアスを考える

   

初めてこのサイトに来られた方はこちらをお読みください。
この記事に書いてあることが絶対に正解とはいいません。あくまで私の考えであるという事を踏まえて読んで頂けたら幸いです。

続いて騎手バイアスです。
初めに騎手バイアスについてはかなり”予想”という側面が強いです。なのでうまく飲み込めない人はスルー推奨です。今回は長いですし

騎手予想において、「○○騎手はうまいから」「△△騎手は下手だから」という人は多いです。
なので騎手バイアスをかける場合には、「○○騎手ならどうするか?」というさらに突っ込んだバイアスをかける必要があります。

競馬において、騎手というのは残念ながら全てのレースに勝とうとしている訳ではありません。

 シュヴァルグランで挑んだ有馬記念は6着。パドックで目にした馬体も十分に張りがあり、返し馬の感触も、多少硬さを感じるほどに仕上がっていた。もちろんそれは、嫌な硬さではない。今年最後のレースということで、ギリギリまで仕上げた際の独特の感触だった。

 抽選会で引き当てたのは7枠14番。ポジションを取りに行くにはどうしたって内枠が有利だから、二の脚があまり速くないシュヴァルグランにとって、よほどの好スタートを切らない限り、スムーズに前目につけるのは難しいと思っていた。結果、至って普通のスタートとなり、いつもより促して出して行ったものの、中団の外目につけるのがやっとだった。

 思った以上に流れが落ち着き、道中の動きもほとんどなし。持久力勝負に持ち込みたかった自分としては、もっと流れてくれるのが理想だったが、勝ちに行くにはここで動くしかないと判断し、3~4コーナーで徐々にポジションを上げていった。

 が、直線では、上位3頭に並ぶまでにも至らず、逆に離されてしまった。あのあたりがシュヴァルグランの今後の課題で、上位馬との力の差を認めざるを得ない結果に。枠順によるハンデも少なからずあったが、あの場面でねじ伏せられるくらいの力は現状ではなかったということだ。

 結果は残念ではあるが、1着を狙いに行くにはあの競馬しかなかった。3~4コーナーでジッとしていれば、もしかしたら4着、5着はあったかもしれない。でも、そこはGI、有馬記念。枠順と流れを踏まえた勝ちに行く競馬としては、悔いのない騎乗ができたし、今後の課題も見えた一戦だったと思う

福永騎手のコラムより

こういったコメントが出るという事は逆に言えば、着を狙う騎乗もあるという事になります。
その事がわかるコメントは他にもあります。

まず最初に言いたいのは、マクリにしても後方待機にしても、みんなひとつでも上の着順を目指し、試行錯誤の末に選択した騎乗だということ。それを、まるでやる気がないかのように言われるのは、同じジョッキーとして心外だ

福永騎手のコラムより

こちらのコメントは横山騎手の後方ポツンについてのコメントです。
これも一つでも上の着順を目指すという事を裏返せば、勝ちにいかずに後方ポツンをすることによって上の着順を目指しているという事になります。

このように騎手は毎回毎回勝ちにいってる訳ではありません。大人の事情やら何やらが絡んで「人間の都合」が出ている部分にあります。
このような現状に対して、「八百長だ」「もっとまじめにやれ」という言葉もあるとは思います。それに関しては個人の考えなので、好きなだけ文句を言えばいいと思います。

ただ、回収率の面となるとこういった事実は受け止めないといけないです。

さて、競馬は人の勝負というのを書きましたが、一つはもちろん競馬購入者との勝負です。
もう一つは競馬関係者との勝負でもあります。

上にも書いたとおりに、常に勝ちにいく訳ではないというのに加え、新聞記事を利用して他陣営を翻弄するという事もあります。
有名なのがサニーブライアンのダービーですね。
ここではマスコミをうまく使ってます。

馬券購入者からしたらたまったもんじゃないですが、逆に言えばそういった裏の事情を読み取る事が回収率を上げるバイアスを上げるという事にもなります。
なぜなら他の馬券購入者があまり考慮しない点になる訳ですから。

とは言ってもそこまで細かい心理は当然読めません。
私も読めないですし。下手したら裏読みし過ぎて回収率が下がるなんて事もありえます。

なのでそういった裏読み事情を考慮するのはおまけです。
ただ、考えの一つとしては置いておく必要があります。

では実際に主に考慮する部分はどこか?となると、

・レースの目的は何か
・馬場バイアスが通用する騎手かしない騎手か
・何かを仕掛けてくる騎手か

この3点です。

レースの目的については、その馬が次にどのレースを狙うかという問題です。
例えば、セントライト記念なら3着まで菊花賞への優先出走権が与えられます。

ならばそれこそ最低人気の馬などは2~3着狙いをしますね。
そうすれば、菊花賞に出られるわけですから。

そうなると人気の薄い馬は単勝の回収率が低くなります。

馬場バイアスが通用する騎手かしない騎手かについてはそのまんまですね。

馬場バイアスは3.1で触れましたが、それがあまり通用しない騎手もいます。
要には馬場の良いところを通ろうとする騎手ですね。

もちろん勝つためにはそれが最善ですが、他馬に迷惑をかける可能性も高いので嫌う騎手も多いです。
なのでここは馬場バイアスを考える上では重要なところです。

ざっくり言えば、JRA所属のベテラン騎手は馬場バイアスが通用しやすく、ルメール騎手やデムーロ騎手等の外人騎手、リーディング上位の若手騎手(30歳付近)には通用しない場合が多いです。

ベテラン騎手はやはりかなりスマートで事故が起こらない騎乗をしてますね。
馬を真っ直ぐ走らせてなるべく後方の馬に迷惑をかけないようにしています。
その為、優先的に馬場の良いところを通るというのはあまりしません。

ただ、外人騎手は勝ちに貪欲なのでかなり乱暴にコースを取りに行くことがあります。
その為、他の馬に迷惑をかけることも多々あります。

どっちが正しいかというのは難しい問題ですね。見方によって違うでしょうし。

そして、最後に何かを仕掛けてくる騎手か?についてはそのまんまです。

今まで逃げなかった馬が逃げたり、後方待機の馬がある特定の馬をマークする為に前目に付けたり、逆に次レースの為に後方待機をするなどですね。
ちなみにこの例は、安田記念のロゴタイプ、有馬記念のサトノダイヤモンド、神戸新聞杯のエアスピネルです。

上記の福永騎手の話になりますが、騎手というのは一つでも上の着順を目指します。その上で「勝ちにくるパターン」もあります。要は勝つか負けるかの競馬ですね。

ロゴタイプは逃げてそのまま押し切りを謀り、サトノダイヤモンドはキタサンブラックに勝てば勝てるという競馬をした。
そして、エアスピネルは今までの競馬では勝てないと踏んで、後方待機を選択した。
それぞれ目的が見え、騎手心理があります。

じゃあこんなもんどう予想すればいいんだ!という話になりますが、それについては騎手の特徴の把握です。

田辺騎手はこういった思い切った逃げは多いですし、ルメール騎手は強い馬をマークする傾向が強いです。
武豊騎手は試せる機会には試してくる騎手です。

こういった騎手の特徴をバイアスにかけていきます。
そして、ここで重要なのがそれを”予想”とせず、「いくつかあるレースパターンのうちの一つのレース」と置きます。
それがどのくらいの確率であるのかという見込みを立ててはじめてこのバイアスは通用します。

1.1で言いましたが、レースパターンというのはいくつもあります。
そのうちの一つを予想できるかどうかでバイアスのかけ方はかなり変わってくるはずです。

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