今回取り上げる題材は「七対子でリーチをかけるかどうか」となります。
"M"が全員ぶちのめしちゃうと歴代雀仙を煽って今回の話。"M"の反撃ターンです。
普通麻雀ではこんな風に煽ったらからと言って次回必ず和了ることはできません。わりと麻雀漫画はこのへんはしっかりしてるのが多く、ギャンブラー伝説哲也のような"イカサマ系"、咲のような"超人系"、むこうぶちのような"流れ系"といったものは和了ってますますが、なるべくリアルに近づけてるものはそういうのはしないようにしてますね。
"M"は私から見れば咲と同じ"超人系"ですが、頭脳戦としてる感じなのでどちらかというとリアルに近づけてる漫画。煽ったからと言って確実に和了できる訳ではないですが、10話では"M"の和了率は驚異の63.4%。いつ煽っても半分以上和了できるので大丈夫です。何が大丈夫なのか
さて、話の方は今回はドスがやられるターンのようです。このドスはGTBの腰ぎんちゃくのような存在を醸し出してます。ブログでもGTBに追従してたらしいですしね。
そんなドスさんですが、本当に雀仙まで上り詰めたのかと思われるような指摘を"M"にされます。
「物事を深く考える事を面倒臭がるという…癖がある」
いやいや、仮にもネット麻雀のトップにまで上り詰めた人でしょ?そう簡単になれるものじゃないんですが…。
10半荘くらいで決着がつく大会程度なら優勝しても不思議ではないですが、流石にこれは無理があるんじゃないでしょうか。ドスさんはどうやって麻雀がうまくなったのか非常に気になります。
そのドスさんは面倒臭がりだから七対子や混一色をよく狙い、今回は七対子を狙ったところ、「面倒臭がり」という癖を"M"に指摘される形になりました。
この時のドスの手は七対子ドラドラの手。ここでふと疑問。この手でリーチをかけるべきかかけないべきか。
という事で今回の題材はこれです。
七対子でリーチをかけるかどうか
まず七対子でリーチをすべきかどうかはすでに丸々と答えが
おしえて!科学する麻雀のp47にあります。
①良形の場合
・即リーチ
②悪形の場合
ⅰ.4翻以上で悪形の場合はダマ(良形になったらリーチ)
ⅱ.タンヤオ七対子の場合はリーチ
ⅲ.七対子のみの序盤はダマ(出ても和了しない)
ⅳ.七対子のみ中盤(7~10巡まで)はリーチ、ダマどちらでも良い
ⅴ.七対子のみ終盤(15巡以降)
これは先制リーチがかけられる状況に限ります。
まずこれを見て、パッと思い浮かぶのは「七対子なんだから単騎だけやろ!!良形とか悪形の違いなんてある訳ないんやんけ!!」と突っ込みが入ると思います。
一般的に良形というと両面待ち、多面待ちと言われるものですが、ここは
おしえて!科学する麻雀に準じています。
おしえて!科学する麻雀のp41にその事があります。
両面待ち(多面待ち)、シャボ待ち(字牌を含む)、単騎(字牌)、スジ待ちの和了率は優秀な為、この4つの待ちは良形としているという事ですね。まぁここらへんは言葉の定義の問題なので「両面以外は良形ではない!」というのならそれでも良いと思います。大筋には関係ない話なので。
今回の場合なら、七対子の話なので単騎(字牌)、スジ待ちが良形になりますね。つまり上記の条件を直すと、
①単騎(字牌)、スジ待ちの場合
・即リーチ
②単騎(字牌)、スジ待ち以外の場合
ⅰ.4翻以上で単騎(字牌)、スジ待ち以外の場合はダマ(単騎(字牌)、スジ待ちになったらリーチ)
ⅱ.タンヤオ七対子の場合はリーチ
ⅲ.七対子のみの序盤はダマ(出ても和了しない)
ⅳ.七対子のみ中盤(7~10巡まで)はリーチ、ダマどちらでも良い
ⅴ.七対子のみ終盤(15巡以降)
こうなります。
ドスさんはスジ待ちだったので、実は理にかなったリーチをしていたようですね。実力が怪しいなんて言ってすいません。実際実力は怪しいと思うけど
ちなみにドラ単騎の場合はどうするか?と言った場合ですが、これはドラ単騎で即リーチをかけて良いですね。和了率は下がりますが、得点が2倍以上に跳ね上がるので最終形です。